両親が飛んで来る
離婚協議は粛々と進みました。
この時点では
「慰謝料は請求しない」「離婚後の子供との面会交流は月1で必ず実施」「養育費の毎月の支払い」等をおおまかに決めていました。
完全に私が妥協した協議内容になっていました。
子供と月1で面会できればそれでよい
とだけ私は考えていました。
いよいよ離婚届を出すという直前になって
私の両親に電話で「離婚する」ということを伝えました。
「ああ!やっぱり!」
という反応。やはり私の両親に会った時でも元妻の態度は豹変し酷いものだったので、おかしいなとは思っていたとのこと。
「早まるな!明日話を聞きに行く!」
と翌日、急遽来ることとなりました。
ここまで私は元妻の不倫のことなど、自分の両親には一切伝えていませんでした。
探偵の費用を借りましたが、それも「何も聞かないでくれ」と言って理由は伝えていませんでした。
元妻にも両親が来て話を聞くことになったと伝え
「自分の口から理由を伝えな」
と言いました。どこまで本当のことを言うのか試してみようという意地悪な気持ちもあったのかもしれません。
その夜、元妻は
「離婚届けを記入してほしい。書いてくれないと眠れない」
と意味不明なことを言ってきましたので、記入はしましたが、判を押すのは拒否しました。
「それはちゃんと周りの人に話してからだ」と。
元妻は非常に不満げでしたが無視してやりました。
翌日、私の両親が家に来ました。
元妻の自分を正当化するだけの話
「さあ、自分で離婚に至った経緯を伝えな」と両親を前にして私は言いました。
元妻は話し始めました。
元妻が語った内容は、予想以上に酷いものでした。正直呆れました。
長々と語った内容をまとめると・・・
「いかに夫が冷たかったか。そのせいで自分の体調も精神を病んでいった」延々とグダグダと話し続けました。
そして最後の最後に、「その中で、相談に乗り力になってくれた男性を好きになった」と付け加えるように言いました。
もちろん、間男を家に入れていたこと等については自分から一切触れませんでした。
正直、多少は「申し訳ない」という謝罪があるのかと思っていたのですが、
そのような気持ちは一切感じられず、すべては旦那である私のせい、という思いでいることを強く感じる内容でした。
「悪い」という思いが一切感じられない話しぶりでした。
そもそも私の両親に対して説明する機会を与えてこれですから、酷いものです。
私が発言すると、元妻を非難する内容にどうしてもなってしまうので、我慢して呆れて黙っていました。
私の両親は基本、穏やかな人です。そして常識人であり、義理と人情の人です。
当然、両親にも元妻の不誠実な態度は感じ取られたでしょう。
私が元妻の両親に離婚に至る経緯を伝えた時だってもっと十分に敬意をはらって話したつもりです。
ああ、この女はそういう人なんだ。何て自分は見る目が無かったんだ・・・。
と悲しくそして冷め切った感情になっていきました。
私の父はまず
「これで離婚になると△△くん(上の子)は、両親の離婚が二度目になってしまう。何とか離婚を回避する道はないものか」
これについては元妻にその気が全く無いです。(そりゃあ間男と一緒になるために離婚したいのだから)
「離婚するにしても、この協議書の内容だと、まるで全て〇〇(私の名前)が悪いかのようにしか見えない。もう一度、協議内容をちゃんと吟味して、協議書を作成しなおし、その後に離婚届は出すようにしてもらいたい。」
との提案があり、私も元妻のあまりの不誠実な態度に呆れたので、その方向でいくことを確認し、話は終わりました。
元妻の狂言
その日の夜・・・
深夜1時半に元妻に起こされました。
「今、離婚届に判を押して。そうでないと眠ることができない」
と言われました。もう完全に頭がおかしいです。
そこで昼間の話で私が感じたことを伝えました。
「自分は悪くない。すべては夫のせい。自分の不倫について申し訳ないという思いが微塵も感じられない。自分の主張ばかりだ!」
私も深夜に起こされた頭にきていたのもあり、昼間の元妻の不誠実すぎる態度にも腹がたっていたので
これまで相当おさえてきた思いを元妻にぶちまけました。
すると元妻は、近所に住んでいる元妻の両親に電話して呼びました。
義両親が飛んできました。
恐らく、「身の危険を感じる」とでもとでも伝えたのでしょう。
飛んできた義父から、「今日はとりあえず帰ってほしい。冷却期間をしばらく置いたほうが良い」
と言われ、この日、家を出ることになりました。追い出されたわけです。
この時、我が家の鍵も回収されました。
そして、この日が我が家との最後の別れになりました。
もちろん、元妻に暴力などふるってはいません。暴力をふるったことなどただの一度もありません。
ただ、相当強く元妻を詰ったのは事実です。
飛んできて私を家から出した義両親の気持ちも十分にわかります。
なぜならば義両親には、元妻のやってきたことを全て伝えていますからね。
普通だったら、妻に暴力をふるったり、それ以上の危害を加える可能性が十分にある状況だと思うのは当然でしょう。
だから義両親には何の恨みもありません。
その日は漫画喫茶で一夜を明かしました。
まとめ
この日感じたことは…
両親は何てありがたいのか
ということでした。
これまで何も伝えてこなかったのに、飛んできてくれて
心から自分のことを心配してくれて。
全く誰も味方がいなかった私としては心からありがたかったですよ・・・。本当に。
子が40超えたおっさんになろうが、親は親、だな、だな、ということを強く感じた日でした。
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