結婚生活のうちの半分以上は単身赴任でした。
週に1日だけ家に帰る生活。
しかも仕事上、休みは平日の1日だけでした。
転勤が決まった時は、正直言うと家族と一緒に引っ越すつもりでした。
でも元嫁には、元嫁の実家の側から離れる選択肢は1ミリも無かった様子で「当然のように」単身赴任の一択でした。
まあ、そこまで遠くない場所なので週に1回は必ず帰ることができるためOKか、とその時はあまり深くは考えていませんでした。
まさか、この単身赴任をもって、家に戻って一緒に家族と住むことが無くなるとは夢にも思いませんでした。そう、やはり単身赴任は夫婦関係に悪影響を及ぼすようです。
特に「側にいてほしい」という依存性の高い妻の場合は要注意です。
単身赴任開始から約3年間は平穏に普通の日々が続きました。
私も週1ではありましたが、家族で夕食を食べたり、買い物に行ったりと、普通に過ごしていました。
長期休みには家族旅行であちこち出かけたりしました。
子供たちも本当に可愛く、毎週家に帰るのが楽しみでした。
元嫁のことも私は大好きでした。
私的には仕事も充実してきた所であり「家族のためにも頑張らねば!」と思っていました。
ところが、元嫁にしてみると週6日はひとりで子育てをして、
負担感・寂しさを募らせていっていました。
私は鈍感であり、そんなことに気が付きもしていませんでした。
そしてある年。
新年があけて早々、地獄のような1年間がスタートしました。
(つづく)
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